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完了の意味を表すhave goneを使ってI have gone to the cafeteria.ということはできるのでしょうか。 |
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| Q.16 |
次の(1)で使われているhave goneは「行ってしまって今ここにいない」という意味だと教わりました。 |
| (1) |
He has gone to the cafeteria.
(彼は食堂へ行ってしまって,今ここにいない。) |
ということは,次の(2)のような私を主語にする言い方はないと考えていいのでしょうか。
| (2) |
I have gone to the cafeteria.
(私は食堂へ行ってしまって,今ここにいない。) |
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| A.16 |
おもしろいことに気がつきましたね。私が今ここにいるから相手に(2)の文を発することができるのではないかという疑問ですね。(2)が使われる状況があるかどうか考える前に,まず,経験と反復を表すhave goneを除いておきましょう。次の(3)を見てください。 |
| (3) |
A: |
Have you ever been to Hawaii?
(ハワイに行ったことがありますか。) |
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B: |
Yes, I have. I went last year.
(はい,あります。去年行きました。) |
アメリカ英語ではhave goneで経験を表すことがよくあります。もちろんhave beenもよく使われるのですが,have goneも,everやnever,four timesやoftenなどといっしょに使われて経験を表すことがあります。
また,have goneは反復を表すこともあります。次の(4)を見てください。
| (4) |
Every summer for the last four years I have gone to Cape Cod. But next year it'll
be different.
(この4年間,毎年夏になるとケープコッド(米国マサチューセッツ州
の南東部の岬)に出かけたが,来年は違うところに出かけようと思う。) |
(4)のhave gone to Cape Codは,過去4年間,毎年夏になるとケープコッドを訪れたという反復の意味を表します。経験や反復の意味なら,当然,今ここにいてもいいので,最初に,これらの意味を除いておく必要があります。
次に,「行ってしまって今ここにはいない」という完了の意味だけに絞って考えることにしましょう。完了の意味と言っても,実は2つの解釈の可能性があります。たとえば,(1)には次の(5)aと(5)bの2つの意味があります。
| (5) |
a. |
He is on his way to Hawaii.
(彼は今ハワイに向かっているところだ。) |
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b. |
He is in Hawaii now.
(彼は今ハワイにいる。) |
しかしどちらの解釈をするにしても,「行ってしまって今ここにいない」という点では同じです。
ここで最初の質問に戻りましょう。(2)が使われる場面はあります。私のことを例にして考えてみます。たとえば,私が指導している学生が12時に私の研究室に来ることになっているとしましょう。ところが,その学生が12時15分になっても現れないので,私は1人で学食に昼食を食べに行くことにします。私は紙に(2)の文を書いて,研究室のドアにテープで貼り付けて出かけるかもしれません。留守番電話に(2)を入れておくかもしれません。同じ場面で次の(6)-(8)の文を使うこともできますが,(2)を使う可能性が一番高いかもしれません。
| (6) |
I'm at the cafeteria. |
| (7) |
You'll find me in the cafeteria. |
| (8) |
Come to the cafeteria. |
この質問をしてくれた生徒さんは,「I have gone to the cafeteria.は『私は食堂へ行ってしまって,今ここにいない。』よし,訳ができた。終わり。」とせずに,この文が実際に使われる場面はどのような場面か,そもそもそのような場面があるのだろうかと考えられたわけです。英語の文が実際にどのような場面で使われるのか考えてみることは英語を正確に使う,いい訓練になります。
(本稿を書くにあたりEdward Quackenbush先生のお力添えをいただいたことを申し添えます。)
大阪大学教授 岡田伸夫 |
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